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コーチングを受けるなら、対面?オンライン? オンラインコーチングのメリットとデメリットを解説

2024.04.01

コーチングを受けるなら、対面?オンライン? オンラインコーチングのメリットとデメリットを解説

ビジネスシーンにすっかり定着したといえる、オンラインを活用したミーティングや面談。今、人材育成・開発の手法の一つであるコーチングでも、オンラインによるものが増えてきています。オンラインコーチングとはどのようなもので、実際にコーチと依頼者が対面で行うコーチングと比較して、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、オンラインコーチングの内容やメリット・デメリットなどについて、詳しく解説します。

最初に、コーチングの基本情報を確認

最初に、コーチングの基本情報を確認

最初に、そもそもコーチングとはどのようなものなのか、簡単に確認をしましょう。

コミュニケーションの手法の一つであるコーチング。主にビジネスシーンでは、人材育成や人材開発などの目的で用いられ、多くの企業が導入しています。

コーチングの特徴は、依頼者との対話を通じてその人本来が持つ力を引き出し、成長を促すこと。依頼主とコーチの1対1で話し、コーチは依頼者に対してあらゆる角度から質問を投げかけ、答えを促します。依頼者は問いかけに対して答えることで、自分一人では気が付かなかった自分の中のこだわりや行動の根本にある考え方などに気が付き、そして、追うべき目標や将来目指す理想像、それに向けて解決すべき課題などを整理し具体的な形にしていきます。

依頼者は質の高いコーチングを受けることで、スケジュールに沿って課題解決と振り返りを繰り返し、少しずつ目標に近づいていくことが期待できます。

コーチングをオンラインで受けるメリットとは

コーチングをオンラインで受けるメリットとは

このように、依頼者の成長や目標達成、課題解決といった効果が期待できるコーチングですが、オンラインによるコーチングは、対面でのコーチングに比べてどのようなメリットがあると考えられるのでしょうか。主なものをご紹介します。

CONTENTS

  • 1.移動の手間がなく、スケジュールが組みやすい
  • 2.記録に残しやすい
  • 3.費用が抑えられる場合がある

移動の手間がなく、スケジュールが組みやすい

最も大きなメリットとして挙げられるのが、移動せずに自宅やオフィスですぐに始められるという点です。オンラインミーティングがコロナ禍のあとになってもなくならずに定着したのも、この理由によるところが大きいと言えます。

オンラインにすることで、前の予定が終わった直後から開始が可能で、コーチングのために会議室などの場所を抑える必要もありません。

また、コーチとの物理的な距離も問題とならないため、地方に住んでいる人が都内のコーチングサービスを受けたり、海外にいながら日本のコーチと対話したりすることも可能です。時間や場所の制限を極力小さくできることは、コーチングにおいても大きなメリットといえます。

記録に残しやすい

オンラインでの会話に使うツールによっては、コーチングの内容をそのままツール上で録画することが可能です。コーチングの最中に出てきたアイディアなどをちょっと確認したいとき、目標を設定した時の以前の自分を振り返って初心にかえりたいとき、いろいろな場面で残した音声と映像が役に立つかもしれません。

また、ツールによっては録画した内容をそのまま文字におこしたり、他の文字おこし機能があるアプリケーションと連携できるものもあります。

テキストで記録したコーチングの内容を手元に残しておくことで、より便利に、手軽に詳細を振り返ることが可能となります。

もちろん、コーチングの内容をよりわかりやすく確認できるようにするためには、その内容を整理し、シートなどにまとめる必要がありますが、一つ一つの細かいやりとりを残したい人にとっては、オンラインは便利な機能を活用するための有効な手段と言えます。

費用が抑えられる場合がある

オンラインによって所定の場所へ移動する必要がなくなることで、コーチの拘束時間を短くすることができ、さらに交通費も不要となります。サービスによっては、対面のコーチングよりも費用を低く抑えることが可能な場合があります。
オンラインにすることでコストをかけずにコーチングを受けられるのも、メリットの一つと言えるでしょう。

コーチングをオンラインで受けるデメリットとは

コーチングをオンラインで受けるデメリットとは

一方で、オンラインの場合は、対面でのコーチングにはないデメリットも考えられます。主なものをご紹介します。

CONTENTS

  • 1.身振り手振りなどの情報を得づらい
  • 2.コーチとの人間関係を構築しづらい
  • 3.通信環境を整える必要がある

身振り手振りなどの情報を得づらい

オンラインでのコーチングの場合、画面をONにしてお互いの顔を見ながら話をしたとしても、リアルで対面している時と比べて、コーチは相手の観察が難しくなり、身振り手振り、ちょっとした沈黙時の体の動き、その場に漂う空気など、話し手の言葉以外のさまざまな情報を得ることが難しくなります。

人間はコミュニケーションを取るときに、相手の言葉だけではなく、しぐさ、表情、息遣いなどいろいろなものから相手の気持ちや状態を推し量っています。画面越しでの対話だと、どうしてもコーチが依頼主から受け取る情報が制限されてしまうため、依頼者の中にある答え、可能性を引き出すというコーチングの目的が対面のときに比べて少し難しくなってしまう可能性があります。

コーチとの人間関係を構築しづらい

コーチングは、1回のセッションで終わるのではなく、定期的に対話をする機会を設け、中長期で続けるのが一般的です。目標を設定し、長い時間をかけてそこに向けて課題を解決しながら成長していくためには、依頼者とコーチの間の信頼関係は必要不可欠です。

しかし、実際に会って顔と顔を合わせてコミュニケーションできる対面に比べて、画面越しでのオンラインはどうしても、人間関係を構築しづらくなってしまいます。例えば、フルリモートを導入した企業が、社員同士のコミュニケーションや関係構築に課題を感じて、リアルで顔を合わせる機会をわざわざ設けたり、一部出社に切り替えたりするといった話を耳にしたこともあるのではないでしょうか。

依頼者とコーチが信頼関係を築くという観点で考えると、オンラインでのコーチングは、対面に比べてマイナス要素が大きいと言えるかもしれません。

通信環境を整える必要がある

オンラインでのコーチングを受けるためには、当然ですが快適な通信環境が必須となります。オンラインミーティングなどで、相手の画面が固まってしまう、声が聞こえないないといった問題を経験したことがある方も多いのではないでしょうか。

通信環境のトラブルがたびたび起きるような状況下では、コーチング本来の効果を得ることができなくなってしまいます。

Wifi環境やパソコンなどのデバイスに不安がある場合は、オンラインでのコーチングは難しいと言えるでしょう。

オンラインコーチングの効果を高めるために

オンラインコーチングの効果を高めるために

オンラインコーチングを受ける場合は、その特徴を考慮してしっかりと準備をすることで、デメリットを小さくし、オンラインでもしっかりとコーチングの効果を得ることができます。必要な準備の例をご紹介します。

CONTENTS

    • 1.通信環境を整える
    • 2.コーチングに集中できる場所を確保する

通信環境を整える

前述したように、通信環境が悪いと、会話が途中で途切れたり画面が止まったりしてしまい、そもそもの対話をスムーズに行うことができません。映像を伴うオンラインでの会話が問題なく行えるかどうか、通信環境を確認して臨みましょう。

もしたびたびトラブルが発生する際は、どこに問題があるのか確認し、場合によってはより回線速度の早いものに切り替えるなど、対策を講じることも必要です。

コーチングに集中できる場所を確保する

どこにいてもコーチングを受けられるというのはオンラインのメリットの一つですが、周囲の雑音がうるさい、話を聞かれたくない人が近くにいる、といった場所では、コーチングにもマイナスの影響が出てしまいます。

相手の話している内容をクリアに聞き取り、安心してゆっくりと胸のうちを話すためには、オンラインでも、コーチングに集中できる場所を確保する必要があります。周りを気にせずにコーチングを受けることで、より高い効果を得ることが期待できます。

コーチングを受けるなら、対面とオンライン、どちらが適している?

コーチングを受けるなら、対面とオンライン、どちらが適している?

オンラインでのコーチングには、さまざまなメリット・デメリットがあります。対面とオンライン、どちらがより優れていると一概には言い切れないのが実情です。コーチングを受ける場合に、対面とオンライン、どちらを選択すべきかは、それぞれの特徴をよく見極めて、自分にあったやり方を選ぶのがよいでしょう。

コーチングサービスを提供している会社・個人は多数ありますが、オンラインに特化したところ、オプションとしてオンラインサービスを追加できるところなど、提供元によってさまざまです。中には、依頼者のその時の状況に合わせて、通常は対面で実施しながら、出張中やどうしてもスケジュールの都合がつかないといったときに柔軟にオンラインで対応してくれるところもあります。それぞれのサービス内容をよく調べることも重要なポイントです。

また、実際に契約をする前に、無料体験ができるところもあるので、まずは実際にコーチングを受けてみるのもおすすめです。

まとめ

まとめ

オンラインでのコーチングには、対面にはない良さ、逆にオンラインならではの問題点があります。せっかく時間をとって受けるコーチング、できるならばより大きな効果を得ることができるよう、特徴や自分自身のライフスタイルをよく考えて、自分にあったやり方を選択しましょう。

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