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コラム

何のためのエグゼクティブコーチング?導入する目的とは

2020.07.03

エグゼクティブコーチングとは、経営者や経営幹部を対象に行うコーチングのことですが、何のために行うのか気になっている人も多いのではないでしょうか?

エグゼクティブコーチングを導入する会社は増えていますが、何のために導入しているか分からなければ、なかなか一歩を踏み出しにくいと言えます。

このコラムでは、何のためのエグゼクティブコーチングなのか、導入目的について解説します。

エグゼクティブコーチングを導入する目的とは


エグゼクティブコーチングは経営者や経営幹部を対象に行われるコーチングを意味します。エグゼクティブコーチングを導入する会社は増えていますが、何のために導入しているのでしょうか?

エグゼクティブコーチングを会社が導入する目的として、以下の3つが挙げられます。

・意思決定の質の向上
・経営幹部候補者の育成
・経営幹部内のチームビルディング

それぞれの目的について詳しく見ていきましょう。

意思決定の質の向上

経営者や経営幹部の判断は、会社の業績や進退に大きな影響を与えます。だからと言って、慎重に時間をかけて判断を行っていては、せっかくの商機を逃す可能性もあるので注意が必要です。

しかし、情報や判断材料が揃わない状況で、適切な判断を行うことは容易ではありません。エグゼクティブコーチングでは、経営者や経営幹部の話を傾聴して質問を行っていく中で課題解決能力を最大限に引き出します。

その結果、冷静に状況を判断できるようになるため、情報や判断材料が揃わない状況でも、適切な判断を行いやすくなります。

経営幹部候補者の育成

現在の経営者や経営幹部がいつまでも会社経営に携わることができるわけではありません。定年を迎えた後は、次の経営者や経営幹部にバトンを渡していく必要があります。

しかし、次の経営者や経営幹部が育っていなかった場合には、バトンの受け渡しがしっかり行われません。その結果、経営者や経営幹部の交代とともに会社の業績が悪化するケースも多いので注意が必要です。

エグゼクティブコーチングを現在の経営者や経営幹部、将来の経営幹部候補者にも行えば、経営幹部候補者にも会社のトップに立つ人の考え方やコミュニケーションの取り方を身に付けることができます。

そうすれば、次の経営者や経営幹部が育っていなかったことで生じるバトンの受け渡しのミスをカバーできるでしょう。

経営幹部内のチームビルディング

エグゼクティブコーチングは、1対1で行われるのが一般的です。しかし、経営幹部全体を対象に行うことも可能です。

経営幹部全体を対象にエグゼクティブコーチングを行った場合、個々の経営幹部が経営にどのような意見や考えを持っているのか共有できるようになります。

その結果、チーム全体の意識改革につなげることで、業績の向上が期待できるようになるでしょう。

エグゼクティブコーチングを導入するメリット


エグゼクティブコーチングを行う目的が分かったところで、エグゼクティブコーチングを導入することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?エグゼクティブコーチングを導入するメリットとして、以下の3つが挙げられます。

・経営者の心の支えになる
・リーダーとしての資質を向上させる
・組織全体を引き締める

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

経営者の心の支えになる

経営者は孤独な存在と言われています。経営幹部が身内の場合、気軽に相談しやすいですが、そのようなケースはほとんどありません。

周囲に相談できず一人で悩みを抱え込んでいる経営者も多く、その精神的な負担が原因で適切な判断ができなくなっている可能性があります。

エグゼクティブコーチングを導入することで経営者が何に悩みや不安を抱いているのかが明確になる、悩みや不安をコーチと共有することで精神的な負担が軽減されます。

その結果、自分の置かれた状況を冷静に見極めながら判断を下せるようになるため、業績の安定または向上につながるでしょう。

リーダーとしての資質を向上させる

経営手腕が優れている経営者でも、コミュニケーション能力に欠けていると部下の信頼を得ることができません。その結果、経営にズレが生じて、業績がなかなか向上しないという課題にぶつかる可能性があります。

課題を抱える経営者がエグゼクティブコーチングを導入すればコミュニケーション能力の向上につながるため、部下との信頼関係の構築、円滑な意思疎通を図れるようになります。

リーダーとしての資質を向上させることで経営のズレが修正されるため、業績向上が期待できるでしょう。

組織全体を引き締める

エグゼクティブコーチングは経営者や経営幹部向けに行われるコーチングですが、効果が得られるのは経営者や経営幹部だけではありません。

経営者や経営幹部の考えやコミュニケーションが変わることで、コーチングの効果が組織全体に波及します。

その結果、エグゼクティブコーチングで組織全体を引き締めることで、組織全体の雰囲気や業績の向上へとつなげられるでしょう。

まとめ


エグゼクティブコーチングを導入している会社が増えているということを聞いて、導入を検討している経営者や経営幹部も多いと思います。

しかし、何のためにエグゼクティブコーチングを導入しているのか分からず、最初の一歩をなかなか踏み出せずにいる経営者や経営幹部もいるのではないでしょうか?

自社の経営課題に向き合い、エグゼクティブコーディングの投入目的や導入メリットを理解した上で、自社にあった企業やエグゼクティブコーチに依頼しましょう。

中には無料体験やセッションを行っている所もあるので、多大な資金を投じて本格的に導入する前に、いくつかお試ししてみることもお勧めです。

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