お客様の声

株式会社イーストエンドカンパニー

代表取締役 東端 裕介 様

コロナで売上40%減、経費は月5,000万円…。「会社存続の危機」からV字回復に成功した経営者が、エグゼクティブコーチングを続ける理由

「お客様の声」では、実際に社長のふくろう®︎でエクゼクティブコーチングを受けていただいた経営者の皆様にインタビュー取材し、体験者ならではのリアルな声をお届けしています。

今回ご登場いただくのは、ブランド品卸売りなどの事業を手がける株式会社代イーストエンドカンパニー代表取締役、東端裕介(ひがしばたゆうすけ)様です。

突然のコロナ禍で、一時は売上が40%ダウンし、会社存続の危機を感じたという東端様。業績は回復したものの、ピンチを経験し、会社の体質を変える必要性を強く感じたといいます。

自ら変化を求めて出会ったエグゼクティブコーチング、そしてご自身が感じた社長のふくろう®︎の魅力について、魅力あふれる大阪弁で語っていただきました。

みんなが幸せになる会社を作りたい。商社勤務での苦い経験を教訓に起業

― 起業のきっかけについて、教えていただけますか?

東端裕介氏(以下、東端氏):イーストエンドカンパニーはブランド品の卸やECサイトでの販売などをしている会社です。僕は元々、この会社を立ち上げる前は、商社に勤めていました。

僕が勤めていたころ、その商社は上場を目指していて、上場するためにこれぐらいの売上と利益を出せと、莫大な数字を課されたんです。
会社からすごい数字のプレッシャーがあり、一時間に一回くらい「今なんぼや?」って言われる毎日で。小さなお店にキャパを超えるような大量の商品を無理に営業したり、時には嘘ついたり…。当時は、なんとか数字を達成するためだけに営業していました。

結局、その会社は予算を達成したんですが、取引先様から自分たちのことしか考えないような会社とはもう取引したくないという声がけっこうありまして。短期的に利益がでて一瞬幸せやったけど、長期的にみると、お客様だけではなく自分の会社も取引先が無くなって、お互い不幸せになってしまったんです。そういうのが心苦しいというか、いややなってすごく感じていました。

ちょうどそのころ、輸入品のブームがあったり、一通りの担当を経験して、会社ってこうやってできるんやっていう流れがなんとなくわかった時期だったので、自分でやりたいという気持ちが芽生えて。自分だけではなく、みんなが幸せになるようなビジネスがしたいと思い、1999年に起業しました。

売上ほぼゼロ、経費は月5,000万円…。新型コロナで大ピンチに

株式会社イーストエンドカンパニー代表取締役東端裕介様のエグゼクティブコーチングの取材写真1

― これまでにピンチなどはあったのでしょうか?

東端氏:最初のころは、ずっと僕と事務員さん二人だけで、そこから会社の規模がだんだん大きくなっていって、順調に右肩上がりで成長はしていきました。よし、さらに拡大するぞっていう時に直撃したのが、新型コロナウイルスです。

当時は売り上げが100億円ぐらいだったんですが、コロナで一気に58億円まで下がりました。約40%のダウンです。気楽にやって、比較的順調にビジネスが伸びていたので、そういう「ほんまの危機」みたいなものに直面したことがなくて。そのとき初めて、「このままやったら会社つぶれるなぁ」と本気で考えました。

一番最初の緊急事態宣言のときは、僕らが商品を卸している取引先さんが全部お休みになり商売ができなくなって、2020年の4月5月6月、三ヶ月くらいは売り上げがほぼゼロになりました。そのときは従業員が5、60人いてたし、自社ビルではないから家賃もかかるし、毎月5,000万円ぐらい経費が出ていくんです。売り上げがあっても月200万円とかですよ。ぞーーーっとしますよ。これがあと何か月続いたらつぶれるんかなと考えていました。半年で終わると分かってるんやったらそこに向けてなんとかやるんですが、先が見えへんっていうのがすごく不安で。

危機に直面して得た、「変化してチャレンジする」経験

― 売上がない中で経費が毎月5,000万円、いったいどうされたんですか?

東端氏:まず、経費を見直しました。接待交際費とか出張費とか、それまでいろいろあったのをぐっと減らしたんです。それからスタッフにもちょっと無理を言って休んでもらったり、お給料も少し下げて夏のボーナスを無しにしたり。僕も給料はほぼゼロにしました。

そして、このままいくと会社はあと何か月でお金がなくなりますと、従業員にその時の状況を全部説明しました。銀行からの融資がけっこうあったので、銀行もお金を返してくれという風に絶対言ってくる、そうなったらもう会社つぶれるかもしれんと。だからみんな協力してくれというのを朝礼で話したんです。

― 会社の良くない状態を包み隠さずに説明したんですね。

東端:はい。それからは、できる限りのことをしようと決めて、みんなに協力をお願いしました。唯一、ECだけは比較的好調だったので、営業とか事務やっていた子たちを全員ECの部署に異動させて、在庫を全員で出品したんですね。大きな売り上げにはならなかったんですけど、これまでやっていたことを続けるのではなく、状況に応じて素早く変化して、みんなでチャレンジするという手ごたえはありました。

それから、ここは思い切って攻めようと思い、新しいこともいくつかやりました。例えば、コロナで客が激減して店を閉めたいという韓国にある免税店の話を聞いて、余っている在庫を全部買い取ったんです。うちはそれまで化粧品を取り扱っていなかったんですが、バッグや時計だけではなく、在庫を全部買うなら90%割引するということだったので、化粧品も引き取って売ってみたら、これが大ヒットして。

ほかにも、スマートウォッチを開発したり、自社のクレンジングを作ったり、時間だけはあったんで新しいことをいろいろ始めました。危機があったおかげというと変ですが、止まらずに変化してチャレンジするという、初めての大きな経験になりました。

「頭の中が整理され、タスクがすすむ」。エグゼクティブコーチングで感じたこととは?

株式会社イーストエンドカンパニー代表取締役東端裕介様のエグゼクティブコーチングの取材写真2

― 社長のふくろう®を始めたのが2021年の11月ということですが、コロナ禍で会社が大変な時期をようやく乗り越えたあとくらいでしょうか?

東端氏:コロナをきっかけに、会社のいろいろな課題に気が付きました。ビジネスもそうやし、僕自身のいろんな考え方とかも、なんか変えなあかんと。それで、ちょうど関西の企業を対象にした勉強会があったので、参加したんです。そこで、「経営者としてもっと成長したいんです」っていう話を上場企業のメンターにしたら、「エグゼクティブコーチング」っていうのがあるよって教えてくれて。

検索したら社長のふくろう®って出てきて、値段もリーズナブルやし、一回やってみるかと思って自分から申し込んだのがきっかけです。

― 最初はどんな感じだったか、覚えていますか?

東端氏:覚えてますよ。実際やってみたら、コーチを相手に、自分自身がやるべきこととかやりたいことを壁打ちしていくうちに、頭の中がすごく整理されるような感じがしました。自分ではわかっているつもりになっていたことが、もっとすっきりしてくるというか、可視化されて明確化されてくるんです。

― それまでは上手く整理ができていなかったんですね。

東端氏:そうなんです。やるべきタスクがたくさんあって、一人で頭の中で考えていると、ぐちゃぐちゃになってしまったり、大切なことを忘れてしまったりしていたんです。コーチングで「これはどうですか?」って聞かれると、「ああそうやな、確かに」って思うことが多くて、だからこれは優先順位を高くしよう…と整理されて、「今月やるべきことはこれだ!」、とはっきりします。

整理されるだけではなく、自分一人で考えていた時よりも、やるべきタスクがどんどんすすむというは感覚がありますね。それから、「これをこうしたらどうなりますか?」みたいなことを聞かれて、「そやな、こうなるな…。そこまで自分で考えられへんかった」、みたいなこともあります。より深く考えられるというか、違う視点で見ることができるので、そこも大きいですね。

みんなの幸せのためには舞台が必要。「会社存続」のため組織を改革

株式会社イーストエンドカンパニー代表取締役東端裕介様のエグゼクティブコーチングの取材写真3

― エグゼクティブコーチングを始めて、具体的に会社として変わったことはありますか?

東端氏:いろいろありますよ。一つは僕自身の考え方というか、意識改革が大きくすすみました。成長とか変化とかチャレンジを求める気持ちがどんどん強くなってきて、社員は大変かもしれません(笑)。

それから、経営者の悩みって人にまつわること、マネジメント関連のことが一番多いと思うんです。自分もコロナの経験から、もっと組織づくりをしないといかんなって思っていたんですが、コーチングを始めてからは、組織の改革がだいぶすすみました。

― 組織改革について、具体的にはどのような変化があったんでしょうか?

東端氏:先ほどお話ししたように、もともと「みんなが幸せになるビジネスをしたい」という気持ちで起業したんですが、幸せになるという定義がそれほど明確ではありませんでした。最初は、会社のメンバーみんな楽しく仲良く仕事できたらいいよなっていう感じやったんです。そんな中、コロナでドカーンとやられて、その時にいっきにビジネスを変えることができて、V字回復したんですね。100億から58億になってまた100億に戻って、過去最高の利益がでたんです。

やはりビジネスを強くして生き残っていくためには、変わらないといけないという思いがすごく強くなりました。みんなが幸せになるためには、そのための舞台、会社が存続しないといけない。仲良く楽しくだけじゃいかんなと。まず変わろう、チャレンジしよう、会社を強くしようっていうのが、コーチングなどを通じて明確になっていきました。そういう組織を作っていこうと思うと、僕も成長せなあかん、変わらないかん、勉強せなあかんって思っているし、社員にもメッセージとして伝えるようにしています。

ただ、楽しくやろうってそれまで言われてきたのに、もっと勉強せなあかんよってなると、そこでやっぱりハレーションが起こるんですよね。残念ですが、離れていった人もいます。それでも、成長したい、変化したいという組織にだんだん変わっていっているなという実感があります。

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褒められたいからがんばれる、がんばるから夢に近づく。社長のふくろう®は「宿題を出す先生」

― エグゼクティブコーチングをすすめるとしたら、どんな経営者にあっていると思いますか?

東端氏:僕は、すべての経営者がやったほうがいいと思います。経営者は社員に言われへんことがけっこうあるんですが、そういうのを話せるという点がすごく大きい気がしますね。友達とか取引先とかが相手やったら絶対ええかっこうするから、100%本音は言わへんと思うんです。コーチングは、全部さらけだして自分の脆弱性みたいなのを全部出すことで、その分学びがかえってくる。だから、どんどん本音を話すようになっていきます。エグゼクティブコーチングって、自分の本音をさらけ出すええ機会やと思いますね。

― 最後に、社長のふくろう®とは、ご自身にとってどんな存在ですか?

東端氏:なんやろな、宿題を出す先生みたいな感じかな。設定した夢を達成するために、じゃあ一年後これやりましょう、今月やりましょうというのを決めていって、そのなかで優先順位があるんですが、僕の中では、宿題を与えられているという感覚なんですよ。ちゃんとすすんで、ちゃんとできてますねって言われると、頑張れるんです。ちゃんと宿題やってきましたねってほめられてる学校の生徒みたいなもんですね。宿題やってへんやんかって言われると、やっぱりおっさんになってもへこむんですよ。先生に褒められたいから宿題をちゃんとやろうと頑張れるし、結果としてタスクが進行して夢に近づく、ということにつながるように思います。

そうやってちゃんと見ていてくれて、ほめてくれて、夢に向かって一緒に走ってくれる。そんな存在です。

株式会社イーストエンドカンパニー代表取締役東端裕介様のエグゼクティブコーチングの取材写真

左:弊社代表 石上 和平、右:株式会社イーストエンドカンパニー 東端 裕介 様

株式会社イーストエンドカンパニー 代表取締役 東端 裕介様プロフィール

株式会社イーストエンドカンパニー
代表取締役:東端裕介様(1971年12月7日生)
会社設立:1999年6月
事業内容:ブランド品卸売り、輸入代行、ネットショップ運営
売上高:100億円(2022年3月実績)
従業員数:約65名(2022年3月実績)
会社HP:https://eastend.co.jp/

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