コーチング
コラム
エグゼクティブコーチングとは?効果や費用と依頼する会社の選び方
企業が企業価値を高め、持続的に成長していくためには、トップのリーダーシップが欠かせません。経営者などエグゼクティブ層は、課題解決を推進し、事業や組織の変革を促し、そして目指す方向に会社を導いていく必要があります。
そんなときに頼りになるのが、専門家が豊富な知識と経験をもって課題解決や経営者の成長を支援してくれる「エグゼクティブコーチング」です。
この記事では、エグゼクティブコーチングとは何かを詳しく解説します。今、エグゼクティブコーチングが企業経営者から求められている理由や導入の効果、流れ、導入事例なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
コーチングとは?
コーチングとは、依頼者が目指す目標や成果を実現するために、コーチが対話を通じて依頼者を支援する、コミュニケーション技術の一つです。
コーチングでは、依頼者が本来持つ能力や可能性を引き出し、自ら考え行動する力をつけることが目的です。そのため、コーチはテーマや課題に応じた質問を投げかけ、気づきを与えてくれますが、実際に解決方法を決めて行動するのは依頼者本人。コーチは伴走者として、依頼者の成長を促す役割です。
依頼者は、コーチからの問いに対し「どんな自分でありたいか」「何を成し遂げたいのか」「目標達成の障壁となっている課題を解決するためには何が必要か」などを言語化することで、将来ありたい姿や目指すべきゴールを明確にし、課題の解決に向けて、行動を起こすことができるようになるのです。
コーチングを通じて、依頼者は成長し、課題解決のスピードを高める効果が期待できます。また、自分自身が本当にやりたいことに気がついたり、新しい視点・考え方を得られたりすることから、自己解像度が向上し前向きな気持ちをもてるようになるというメリットもあります。
経営層向けの「エグゼクティブコーチング」とは?
コーチングのなかでも、企業のCEOや執行役員など、エグゼクティブ層を対象としたものをエグゼクティブコーチングと呼びます。
エグゼクティブコーチングにはどのような特徴があるのか、以下の内容に沿って解説していきます。
CONTENTS
- 1.エグゼクティブコーチングの特徴
- 2.エグゼクティブコーチングで扱うテーマの例
- 3.エグゼクティブコーチングと企業コンサルティングの違い
エグゼクティブコーチングの特徴
エグゼクティブコーチングの大きな特徴は、お伝えしたように、経営者や経営幹部、次期経営者・幹部候補といったエグゼクティブ層に対して行われることです。コーチングを通じて目指すゴールを明確にし、その姿と現状のギャップを認明確にするほか、事業や組織の課題解決、リーダーとして成長することなどが目的です。対話の中でトップとしての意識や行動に変化を与え、経営に関する課題の解決につなげることができます。
エグゼクティブコーチングでは、コーチングの前後に部下である社内のマネージャー層や従業員、主要取引先などのステークホルダーに対してヒアリングが行われることもあります。ステークホルダーが対象のエグゼクティブ層の言動をどう評価しているのかがわかるので、客観的に自己を振り返り、新たな気づきを得られます。
また、コーチングは1on1で行われ、月1~2回を目安に半年から1年程かけて継続的に実施されるのが一般的です。とくに実施期間に制限はないため、10年以上と長きにわたって実施されているケースもあります。
エグゼクティブコーチングで扱うテーマの例
エグゼクティブコーチングで取り扱うテーマは、経営している企業の事業や組織に関するものが中心です。依頼者によっては、仕事以外の家庭や趣味、現在経営している企業に限らないビジネスパーソンとしての将来の目標など、幅広い事柄をテーマとして取り扱うケースもあります。特にオーナー企業の経営者は、その人個人の状況や考え方が企業のすすむ道と直接・間接に関係することも多いため、プライベートに関することをあわせてテーマに入れることが多くあります。
エグゼクティブコーチングは、基本的には短期に集中して複数回受けるのではなく、定期的に中長期で受けるもののため、テーマを決める際は、「緊急性が低いものの重要度の高い」内容にするのがおすすめです。特定のテーマを絞らず、今抱えている悩みや相談事を率直に打ち明ける場にしても問題ありません。具体的なテーマ例としては、以下があげられます。
- ・経営者としての想いを見つめ直し、企業が目指す方向性を明らかにしたい
- ・組織や風土、人事制度を新たに検討したい
- ・従業員にビジョンや理念を浸透させて共通意識を高めたい
- ・イノベーションの促進や生産性の向上を図りたい
- ・次世代のリーダー・管理職・マネジャーを育成したい
- ・経営者としてのパフォーマンスを高めるために自己を変革したい
エグゼクティブコーチングを依頼する目的、企業や経営者としての課題を考え、自分にあったテーマを設定しましょう。
エグゼクティブコーチングと企業コンサルティングの違い
経営の課題を解決して成長の手助けをするサービスとしては、ほかに企業コンサルティングがあります。契約内容によって違いはありますが、企業コンサルティングでは、特定の課題やプロジェクトに対する具体的な企画を立案してもらい、また、その案の導入や実行を依頼することができます。課題解決の方法を考え、解決に向けて行動するのはコンサルタントで、企業側は受け身の姿勢でいることが一般的です。
一方コーチングでは、課題を解決するためのアプローチが異なります。どのような会社にしたいか、そのために何が必要か、現在の課題は何か、ということを依頼者自身が明らかにして、そして解決策を実行するのも本人です。コーチは対話を通じて、依頼主自身が課題を整理し解決策を実行できるよう導くのが主な役割です。
コーチ自身の知見に基づき、アドバイスや他社の事例などを伝えることもケースによってはありますが、コーチは具体的なソリューションの提案や経営戦略の立案などは基本的には行いません。コンサルティングとは違って依頼者側は受け身でいることはできませんが、見方を変えると、コンサルタントに依頼する場合と異なり、コーチングを通じて成長し、自ら解決する力を身に付けることができるようになっていきます。
コーチングとコンサルティングの具体的な違いについては、以下の記事を参照ください。
参考:コーチングとコンサルティングの違いは?経営者の悩み相談に適した相手とは
なぜ「エグゼクティブコーチング」は必要なの?
海外で誕生したと言われるエグゼクティブコーチングですが、日本でもその効果や必要性が徐々に認識されるようになり、日本でも導入するエグゼクティブ層が増えています。ではなぜ今、エグゼクティブコーチングが必要とされているのでしょうか?主な理由は以下のとおりです。
CONTENTS
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- 1.社会の発展に伴いビジネスの複雑性が加速している
- 2.経営者自身の相談相手がいない
それぞれ解説します。
社会の発展に伴いビジネスの複雑性が加速している
社会はグローバル化が進み、事業や働き方も多様化しています。先が見通せない不確実性が高まり、ビジネスも複雑性が増しています。社会が発展する一方で、今までの経験や常識が通用しなくなる可能性も考えられるでしょう。
そうした世の中において、企業を成長に導き、生存させていくことが経営者の役目です。急激な変化を続ける社会で生き残り続けるためには、新たな視点や思考などをもつ必要性があります。
そのためには、経営者一人での取り組みには限界があります。新たな気付きを得て自己変革を実現する一つの手段として、エグゼクティブコーチングが注目されているのです。
経営者自身の相談相手がいない
経営者は孤独であることもコーチングが求められる理由にあげられます。組織のトップであるがゆえに課題や責任も大きく、立場的に対等に話せる人は多くありません。誰にも相談できず、一人で悩むという事態に経営者は陥りやすいのです。
一人で悩んでいると偏った思考になってしまい、解決の糸口を見つけられなくなることが多々あるでしょう。コーチングでは、普段なかなか相談できないことを話し、問題と向き合える時間を設けられます。対話から新たな価値観や思考を得ることで、悩んでいた問題の解消につなげることが可能です。
コーチは孤独な経営者にとって、よき相談相手であり人生を伴走してくれる存在です。孤独の解消、心の内を吐露できる相手を求めるという理由から、エグゼクティブコーチングを取り入れる経営者が増えていると考えられます。
実際に経営者がエグゼクティブコーチングを導入する理由は以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参考:優秀な経営者がエグゼクティブコーチングを導入する理由とは?
「エグゼクティブコーチング」の目的
エグゼクティブコーチングを受ける目的は、依頼者によってさまざまです。主な目的として、以下の3点について詳しく解説します。
CONTENTS
- 1.事業や組織の方向性を明確にし課題を解決する
- 2.経営幹部候補の育成をする
- 3.精神的な支えを得る
事業や組織の方向性を明確にし課題を解決する
エグゼクティブコーチングのコーチは、企業が目指す方向性の明確化や経営戦略の設計、経営における課題解決など、エグゼクティブ層ならではのテーマに関する知見を備えています。また、コーチ自身がビジネスに関する豊富な経験を有しているケースも多いだけではなく、守秘義務も遵守してくれるため、情報漏洩の心配もありません。安心した環境の中で、質の高いセッションを行うことで経営の解像度を上げることが可能になります。
経営する企業の進むべき道を改めて見つめ直したい、事業戦略を部下と検討する前に、まず壁打ちをしてアイディアを練りたい、会社の成長度合いにあわせて、組織を再構築したい…そうしたエグゼクティブ層ならではの目的で、エグゼクティブコーチングを依頼する経営者は多くいます。
経営幹部候補の育成をする
エグゼクティブコーチングは、現役の企業経営者だけではなく、将来、会社に必要となる幹部候補者の育成にも活用されています。企業として幹部候補である人材にエグゼクティブコーチングを受けさせて、経営者として必要な視点や考え方、立ち振る舞いを身につけさせるという目的です。
エグゼクティブコーチングは、リーダーとして求められる素養を身につけて成長するための、効果的な一つのやり方です。エグゼクティブコーチングを活用すれば、質の高い人材育成が期待できます。
精神的な支えを得る
一般に、「経営者は孤独」とよく言われます。立場的に社内では弱音を吐くことができず、社外にもビジネスに理解がある良い相談相手がいないというエグゼクティブ層も多いのではないでしょうか。
常に大きな精神的な負担を抱え、心の拠り所がない状態のままで、厳しいビジネス環境を生き延びていくのは簡単ではありません。
そうした経営者にとって、エグゼクティブコーチングのコーチは心強い味方です。ビジネス上の不安を解消してくれるだけではなく、人生の伴走者として精神的な負荷を軽減し、常に寄り添ってくれる存在です。
そうした精神的な支えを得るという目的で、多くの経営者がエグゼクティブコーチングを導入しています。
エグゼクティブコーチングの導入がもたらす効果
企業がエグゼクティブコーチングの導入により得られる効果はさまざまです。具体的に期待できる効果として以下の内容があげられます。
CONTENTS
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- 1.事業や組織を見つめ直すことができる
- 2.経営者の意識や行動が変容する
- 3.課題解決のスピードがあがる
- 4.次代の経営人材を育成できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
事業や組織を見つめ直すことができる
忙しい毎日を送っている経営者にとって、改めて事業や組織を見つめ直す時間を確保することは、容易なことではありません。起業から事業拡大、組織の成長と一心不乱に駆け抜けてきて、気が付いたら現在に至る、という経営者も多いのではないでしょうか。目指すべき事業の方向性や足元の組織などについて、改めて落ち着いた時間をとり、じっくりと考えることを久しくしていない…そんな経営者も多いことでしょう。
また、なんとかそうした時間を作ったとしても、自分一人ではどうしても固定観念や習慣などに囚われてしまいがちです。角度を変えた新しい視点を持ったり、新しい課題に気が付いたりすることがなかなかできず、適切な答えを見つけることが困難となってしまうかもしれません。
その点、エグゼクティブコーチングでは、コーチからの問いかけやフィードバックを通して、見落としていた課題に気が付いたり目指すべき姿を言語化して明確にしたりすることができ、自分一人ではたどり着かない答えを導き出すことが可能になります。
コーチングを通じて、定期的に自身や事業、組織を見つめ直すことができるのは、エグゼクティブコーチングの大きな効果の一つといえるでしょう。
経営者の意識や行動が変容する
会社を変革していくためには、経営者自身の意識や行動を変えていかなければなりません。
会社の成長を妨げているものは、もしかしたら自分自身の固定概念や仕事のやり方に問題があるのかもしれません。例えば、部下やスタッフとのコミュニケーションがうまく取れていないために、せっかく育てた人材がすぐに辞めてしまうケースや、部下に仕事を任せることができず、トップとしてやるべき仕事に時間を割けていいないケースなどは、卓越した事業手腕を持つ優秀な経営者ほど陥りがちな落とし穴です。
エグゼクティブコーチングでは、そうした自分自身ではなかなか気が付かない、経営者のネックとなっている自分自身のスタイルや考え方に、気が付くことが期待できます。また、なんとなく課題と気が付いているものの、改善する方法がわからない、きっかけがないという人にもメリットがあるはずです。
さらに、エグゼクティブコーチングを提供している会社によっては、依頼者のステークホルダーと事前にヒアリングを行い、依頼者がどのようにみられているかをリサーチする場合もあります。関係者からの評判を知ることで、自分自身を客観的に見つめ直し、問題点に気が付く良いきっかけとなることが期待できるでしょう。
課題解決のスピードが上がる
エグゼクティブコーチングでは、課題を洗い出して解決方法を検討して終わりではなく、実際に解決に向けて動けているか、スケジュールに沿って進捗しているか、都度確認し、フィードバックを得ることができます。
特に、自分一人ではついつい後回しにしがちな、緊急性は低いものの将来を見据えると重要度の高いことがらでも、コーチからの確認が定期的にあることで、着実に前に進めることが可能となります。
1年、2年と継続的にエグゼクティブコーチングを受けることで、課題がスピード感を持って解決し、目標に向かって近づいていくことを実感できるはずです。
次代の経営人材を育成できる
企業が存続していくためには、次世代の経営人材の育成も大きな課題です。しかし、基礎を教えればよい新人育成とは異なり、次期経営者や幹部を育てるのは簡単ではありません。
自身がコーチングを受けるだけではなく、幹部候補の育成の手段としてエグゼクティブコーチングを活用すれば、リーダーに必要な素養を兼ね備えた、質の高い人材が育つ効果が期待できます。
コーチングを実施している会社によっては、例えば、経営人材や管理職の育成研修のメニューを提供しているケースもあります。
エグゼクティブコーチング導入から実施までの一般的な流れ
いろいろな効果が期待できるエグゼクティブコーチングですが、実際には、具体的にどのような流れですすめられるのでしょうか。続いては、導入から実践までの一般的な流れを解説します。
CONTENTS
- 1.意志確認・ヒアリング
- 2.コーチ選定
- 3.コーチングの実施
- 4.振り返り
1.意志確認・ヒアリング
まず、依頼者とコーチが事前に打ち合わせを行います。一般的には、現在の悩みやどのような課題を解決したいのかなど、エグゼクティブコーチングの目的を話し合い、将来目指す姿を確認します。
事前にヒアリングを行うことで、人柄やこれまでの経験、詳しい分野など、どのようなコーチが適しているのかをすり合わせることができます。エグゼクティブコーチングを受けて得られる効果を最大化するためにするためにも、エグゼクティブコーチングを利用する目的やコーチに求めるものなどをはっきりさせてから参加するようにしましょう。
2.コーチ選定
相談する内容が決まったら、依頼するコーチを選定します。相談内容に沿った知見を持ち、相談相手として自分に合うコーチを選択しましょう。
コーチによって得意なビジネス分野や専門性は異なります。ミスマッチを防ぐためにも、コーチの実績をきちんと把握した上で相談することが大切です。
エグゼクティブコーチングのサービスを提供している企業によっては、契約前に無料でコーチングを体験できるところもあります。実際に会って話をしてみることで、自分のビジネス領域にどの程度明るいか、定期的に話をする相手として相性が合うか、実際に自分の目で確かめることができます。
無料体験がない場合は、コーチの実績や経歴、タイプ等を確認し、納得した上で依頼することが大切です。
3.コーチングの実施
コーチを選んだ後は、実際にエグゼクティブコーチングを開始します。ゴールに向けて進むためにも、コーチとのセッションでは、出来る限り包み隠さず話をしましょう。
本音で話をすることにより、自然とコーチとの間に信頼関係が生まれます。お互いが信用できるようになれば、具体的なテーマや目標について話がしやすくなります。
また、エグゼクティブコーチングを実施して、すぐに結果が出るとは限りません。焦らずに、一つ一つの進捗を確認しながら、スケジュールに沿って必要なタスクをこなしていきましょう。
4.振り返り
一連のフローが終了したら、コーチと依頼者で成果の評価と振り返りを行います。目標達成レベルやスキルの向上、パフォーマンスの変化などを客観的に見て、導入前との変化を評価していきましょう。
最初に設定した目標を達成できていれば、コーチングは成功といえます。ただし、成果が出ても定着には時間がかかることも多いため、しばらくはコーチングの継続やサポートが受けられるようにしておくことをおすすめします。
エグゼクティブコーチングの費用相場
エグゼクティブコーチングの費用相場は、1回のセッション(1時間~1.5時間程)につき10~30万円が相場です。料金はコーチングの提供元によってさまざまで、サービス内容やコーチのスキルによって料金幅は大きく変動します。
上記の金額は、1回のコーチングに対してかかる金額であるため、月に数回を半年から1年以上継続するとなると、コストは高額になってきます。高い料金を支払う以上、質の高いサービスを提供してくれるコーチを選ぶことが重要です。
しかし、「料金が高い=良質なサービスを受けられる」というわけではありません。コーチングスキルのレベルはもちろん、今までの経歴や実績、経営に関する知識量、どれだけ本気で経営層と向き合ってくれるかといった判断基準をもとにコーチを選んでいきましょう。
エグゼクティブコーチングの費用相場についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
参考:エグゼクティブコーチングはいくらかかる?料金相場を解説
エグゼクティブコーチングの導入事例
社長のふくろう®でエグゼクティブコーチングを受けた、以下2つの企業の導入事例をご紹介します。
CONTENTS
- 1.Next HUB株式会社の事例
- 2.セルプロモート株式会社の事例
Next HUB株式会社の事例
キャリアコンサルティングや企業研修の設計を行うNext HUB株式会社の代表取締役社長である楢原洋平氏(以下楢原氏)は、仕事や家族のことなどをテーマにエグゼクティブコーチングを実施されました。
当時、とくに問題と感じていたのは、社内の教育問題でした。今までは、経営者自らが指示や指導をする形式でしたが、コーチングを受ける中で考えに変化が生まれ、現場で責任をもって任せるやり方にシフトチェンジしていきました。現場を任せることでマネジャーの成長につながるという考えがあっての英断です。
楢原氏は、エグゼクティブコーチングを通じて、“自分では気づけない自分を見つけられる”ことを体感していました。
セルプロモート株式会社の事例
IT業界でキャリア支援サービスを提供するセルプロモート株式会社の代表取締役である林亮太氏(以下林氏)は、4年間エグゼクティブコーチングを受けています。当時の林氏は非常に厳格な社長で、次々に従業員が辞めてしまい、組織作りに悩んでいました。
始めは、「経営者たるもの自分を犠牲にするべき」という考えから、コーチにも本音を語りきれていなかったそうです。しかし、何回かセッションを行う中で本音を言えるようになり、次第に自分だけではなく、周りの人も幸せにしたいという気持ちが大きくなっていったとのこと。
また、従業員にも自分のダメなところを見せるようになり、関係性は大きく変わりました。経営者という立場に対する思い込みを払拭し、良好な組織作りを実現した事例です。
「社長のふくろう®︎」ならエグゼクティブコーチングの実績が豊富
経営の課題解決のためにエグゼクティブコーチングを受ける場合、実績豊富で信頼できる企業に相談する必要があります。そこでおすすめしたいのが「社長のふくろう®」です。
社長のふくろう®であれば経営の専門家が相談相手となり、経営者に問題を解決するためのヒントを与えてくれます。ここからは、以下に提示する具体的なサービス内容について解説します。
CONTENTS
- ・経験豊富な専任コンサルタントが話を聴いてくれる
- ・PDCAサイクルを実践して事業推進をサポート
- ・状況に応じて外部ソリューションを提供
経験豊富な専任コンサルタントが話を聴いてくれる
社長のふくろう®では、専任コンサルタントが独自メソッドで開発したコーチングシートを活用し、インタビュー形式で経営者の話を聴きます。質問を通して企業の現状を洗い出すことにより、今後の課題が可視化されるので、明確なビジョンをイメージすることが可能です。
そして、相談者の要望を踏まえた上で企業の目標を明確にし、必要な改革手法を検討します。ここで大切となるのが、企業課題を正しく整理して、ゴールをはっきりさせることです。
社長のふくろう®の場合、90分間じっくりセッションを行うので、企業の成長に欠かせない情報を的確に抽出できます。
PDCAサイクルを実践して事業推進をサポート
事業改革を計画的に進めていくためには、計画立案・振り返り・改善活動のPDCAサイクルを何度も実践しなければなりません。定例セッションの実施によって新たな課題を抽出した後、必要となる改善活動のためのヒントを得られるので、ゴールに向けて効率よくアクションを起こすことが可能です。
社長のふくろう®では、課題が出るたびに企業に必要なサポートを実施しています。効率よくプランを進行していくので、安心して事業推進を行っていけることでしょう。
状況に応じて外部ソリューションを提供
PDCAサイクルを回す中で、内部だけでは解決できない問題が発生するケースがあります。そのときは、課題に合わせて外部のソリューションを選定し、提案します。
必要な場合にソリューション提供やアドバイスも受けられる点は、社長のふくろう®で提供しているエグゼクティブコーチングの特徴の一つともいえます。
自社の成長のためにエグゼクティブコーチングをうけてみよう
経営者なら誰しも今後の事業戦略や組織づくりなど、経営においてさまざまな悩みを抱えているものです。経営者視点で話を聞き、支援を行ってくれる人物を求めているのであれば、ぜひエグゼクティブコーチングを検討してみてください。
エグゼクティブコーチングであれば、経営の専門家が課題の抽出から改善までをサポートしてくれます。守秘義務に関しても確実に遵守してくれるため、打ち明けにくい悩みも相談することが可能です。
社長のふくろう®は、さまざまな企業の経営支援を行ってきた実績があります。専任コンサルタントが話をしっかり聞き、明確な改革計画の立案が可能です。幹部候補者の育成もできるため、人材成長の促進にも活用することが可能です。
経営についてお悩みであれば、お気軽に社長のふくろう®までご相談ください。
社長の悩みには、社長専門のコーチングを。
こんな悩みをお抱えの方にオススメ
- 未来のビジョンを明確にしたい!
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- コーチングに興味がある
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