クラウドファクタリングとは、WEB上で行われるファクタリングのことです。オンラインファクタリングとも言われています。
ファクタリングとは、売掛債権を買い取ってもらえるサービスのことで、通常よりも早く現金化することができるため資金調達が容易となり財務状況の健全化に役立ちます。
早期に売上を現金化できるというのは、事業の資金調達の面で非常に大きなメリットとなります。
本記事では、クラウドファクタリングの概要からメリット・デメリット、具体的なサービスなどについて解説していきます。クラウドファクタリングの利用を考えている方はぜひ、参考にしてみてださい。
クラウドファクタリングとは?
クラウドファクタリングとは、オンライン上で行われるファクタリングです。ファクタリングとは、売掛金を期日よりも早く現金化するサービスです。
近年は、金融にIT技術を掛け合わせたフィンテックが台頭しており、クラウドファクタリングもフィンテックによる影響で生まれた資金調達法です。
従来の手形証書を用いた売掛金等の管理は、フィンテックなどの影響もあって手形証書などのアナログな取引は減少傾向にあります。
また、2020年4月に行われた民法の改正によって、ファクタリングに関する制限が緩和されたことにより、クラウドファクタリングが利用される機会が増加しています。
株式会社ビートレーティングの利用者数を例とした場合、2013年に350件だった利用者数は、2021年に7,700社まで増加しています。
実際に増加している事例があることからも、クラウドファクタリングは実績のある資金調達法となっていることは明らかです。
フィンテックの台頭に伴い、クラウドファクタリングの需要が急増したため、2017年頃から多くのクラウドファクタリングを行う企業が生まれています。
2社間・3社間ファクタリングの違い
ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。
2社間ファクタリングは、ファクタリング利用者とファクタリング業者の間で行われるファクタリングです。
債権が発生している取引先企業は一切関与しないため、取引先に知られずにファクタリングを利用することができます。
ファクタリングはあまり有名な資金調達法ではなく、利用した場合には取引先に「資金不足で経営難なのではないか」と考えられて信用を失ってしまう可能性があります。
2社間ファクタリングでは、この不安を払拭することが可能です。
2社間ファクタリングは、取引先企業が関与しないため、取引先が倒産して現金の回収が困難になる場合があります。
そのため、2社間ファクタリングは手数料が高めに設定されることが多いです。
3社間ファクタリングは、従来のファクタリング手法であり、ファクタリング利用者、取引先企業、ファクタリング業者の全てが関与するファクタリング契約です。
3社間ファクタリングを利用した場合は、ファクタリングを利用したことが取引先企業に知られるため信用に問題が発生する可能性があります。
クラウドファクタリングのメリット・デメリット
クラウドファクタリングには、多くのメリットがありますがデメリットもあります。
安易にクラウドファクタリングを利用した場合、思わぬ損害を被る可能性があるため、しっかりと確認しておきましょう。
クラウドファクタリングには、ファクタリング自体のメリット・デメリットに加えてオンラインの特徴も加わっています。
そのため、従来の知識をアップデートしてクラウドファクタリングの内容を確認することが重要となります。
メリット
クラウドファクタリングのメリットとして主なものは以下の通りです。
- 手続きを簡略化できる
- 契約時のコストを低減できる
- 債権の現金化を早くできる
- ファクタリング業者の営業時間外でも手続きが可能
- 通常のファクタリングよりも手数料が安い
一つずつ解説をしていきます。
手続きを簡略化できる
クラウドファクタリングは、オンライン上で完結するため以下の手続きを簡略化できます。
- 必要書類をファクタリング業者の実店舗に郵送・持参する
- 担当者との連絡調整
- 契約に必要な印鑑等をファクタリング業者の実店舗に持参する
- 契約書への署名捺印
オンラインの特徴は電子契約であり、必要な操作を行うことで契約書への署名捺印など、時間的なコストを低減できます。また、電子契約においてはセキュリティ上の問題があるため、利用する際には注意が必要です。
契約時のコストを低減できる
通常のファクタリングは、印紙税の課税対象となります。しかし、クラウドファクタリングの場合は、印紙税の課税対象外となるため、収入印紙代分のコストを低減することが可能です。その他、ファクタリング業者の実店舗に行くための交通費や契約書の保管管理費用等のコストもかからないため、契約に関わる費用を大きく低減できます。
債権の現金化を早くできる
手続きの簡略化を行うことにより、ファクタリング業者の実店舗までの移動時間や手続きに必要な担当者との連絡調整が不必要となり、資金調達をより早く行うことができます。
ファクタリング業者によっては5時間程度で資金調達が可能と謳っており、1日で資金調達を行うことも可能です。
そのため、資金が突然必要になった場合にも対応可能であるため、非常に便利な資金調達法となっています。
なお、ファクタリング業者によって審査や手続きに必要な時間は異なるため、利用する前に適切な業者を選択しましょう。
ファクタリング業者の営業時間外でも手続きが可能
担当者との調整が必須となる場合、自身の都合と担当者の都合を擦り合わせた上で対応しなければいけません。
そのため、営業時間内に対応しなければならず、債権の現金化にかかる時間が長期化します。
しかし、クラウドファクタリングの場合は、時間の調整が不必要となり、必要な資料やメッセージをファクタリング業者に送ることが可能です。営業時間を気にせずに手続きを進めることができます。
また、ファクタリング業者の営業時間内に細かな手続きを行いますが、必要な資料の準備や入力フォームの送信等は自由な時間にできるため、手続きが非常に便利なものとなっています。
通常のファクタリングよりも手数料が安い
通常のファクタリングの場合は、担当者との日程調整に関わる人件費、事務所の家賃などが必要となるため、ファクタリング業者側にもコストが発生します。
クラウドファクタリングの場合は、人件費や家賃等のコストが低減できるため、手数料が安くなる傾向があります。
デメリット
クラウドファクタリングは非常に魅力的な手法に思えますが、以下のような欠点も存在するため注意が必要です。
- AI審査に通りにくいことがある
- 債権の金額に制限がある場合がある
- オンライン用の資料準備に手間がかかる
- オンライン上のトラブルが発生した場合には利用ができない
AI審査に通りにくいことがある
クラウドファクタリングは人間による直接の審査以外にもAIを活用した審査があります。
AIを活用した審査の場合は、特定のルールに従って審査が行われるため、問題のない書類が落とされる場合があります。
再度審査を行えば通ることが多いですが、早急に現金化が必要な場合は問題となるおそれがあるため、注意が必要です。
債権の金額に制限がある場合がある
クラウドファクタリングを行う業者は、中小企業や個人事業主など規模の小さな事業者を対象としている場合が多いです。
そのため、買取可能な債権の金額に制限をかけている場合があります。
大きな金額の債権を買い取ってもらう場合には、対面での交渉が必要となる場合があるため注意しましょう。
オンライン用の資料準備に手間がかかる
クラウドファクタリングは、ネットワークを介して手続きを行います。必要な情報を申込画面に入力したり、書類を送信可能なデータに変換したりといった手間が発生します。
この資料準備は郵送や対面のためにファクタリング業者の実店舗へ行くよりも手間はかかりません。
しかし、パソコンの使用に慣れていない方の場合は、大きな負担となるおそれがあります。
オンライン上のトラブルが発生した場合には利用ができない
クラウドファクタリングを利用するためには、利用者及びファクタリング業者側の両方にネットワークやハードウェア・ソフトウェアが完備されている必要があります。
ネットワーク障害や機材トラブルが発生する危険性は常に孕んでいます。
ネットワーク障害や機材トラブルが発生した場合、復旧するまでの時間的な損失が生まれるため、早期に債権を現金化したい場合には、大きな問題となります。
そのため、早期の現金化を行う際はオンラインだけでなく電話や対面での対応が可能なファクタリング業者を選ぶことも大切です。
クラウドファクタリングの注意点・選び方
クラウドファクタリングは、近年登場したばかりのサービスです。まだ歴史が浅いため、オンライン特有で必要な道具類や手続き方法など確認しておかなければならない内容がいくつか存在します。
主な内容としては以下のようなものが挙げられます。
- 電話・対面で対応可能なファクタリング業者を選ぶ
- 電子署名などが適用されているファクタリング業者を選ぶ
- 試しに初回は少額で依頼する
クラウドファクタリングは新しいサービスであり、実績が少ないことから信頼に欠ける業者が多いため、上記の点に考慮した上で利用しましょう。それでは、問題点について一ずつ解説していきます。
電話・対面で対応可能なファクタリング業者を選ぶ
短期で資金が必要な場合、ネットワークトラブルや機材トラブルなどが発生した際にファクタリング業者と連絡が取れないと債権の現金化に時間がかかることになります。現金化までの時間に余裕がない場合には、電話・対面での対応が可能なファクタリング業者を選ぶようにしましょう。
電子署名などが適用されているファクタリング業者を選ぶ
クラウドファクタリングは、フィンテックの台頭に伴う新しいサービスです。フィンテックに関連するサービスは、オンラインで使用されるものであるためセキュリティ上の問題があります。また、新しいサービスは実態よりも知名度の方が高く、具体的な内容を知らない者を騙す悪徳業者が現れる可能性が非常に高いです。
セキュリティ上の問題や契約の悪用を避けるため、「電子署名」や「タイムスタンプ」の処理が適用される契約書が用いられることを事前に確認しましょう。契約後には本当に電子署名とタイムスタンプが用いられていることを確認してください。
電子署名とは、誰が契約書を作成したのかを示す証拠であり、現実の印鑑やサインに相当します。タイムスタンプとは、電子データが実在していることと、改ざん防止を目的とした機能です。
電子署名とタイムスタンプはオンライン上で手続きを行う際にはセキュリティ上で重要な機能となるため、しっかり覚えておきましょう。
初回は少額で依頼する
クラウドファクタリングは、新しいサービスでありファクタリング業者の実績が少ないです。ファクタリング業者側は初めての顧客が信頼できるかどうか確認するため、しっかりと審査を行うことが多いです。
それらの理由からファクタリング業者が信頼できるかどうかを確認し、手続きをより早く済ませるために一度安価な債権を現金化しておくとよいでしょう。
しっかり対応をしてくれるファクタリング業者なら今後も安心して依頼をすることが可能です。
さらに、一度審査を行うことで審査の内容が簡略化され、初回より早く審査を進めることができるメリットもあります。
クラウドファクタリングの利用の流れ
クラウドファクタリングは、主に以下のような流れで利用することになります。
- 見積り依頼をする
- 必要な書類やデータを送付する
- ファクタリング業者と契約を締結する
- ファクタリング業者からの入金を確認する
手順を一つずつ解説します。
見積り依頼をする
見積り依頼は、ファクタリング業者のホームページに必要事項を入力することで利用できます。入力しなければならない内容は主に以下の通りです。
- 債権の買取希望額
- 会社名や担当者名
- メールアドレスや電話番号等の連絡先
ファクタリング業者によっては必要な情報が多い場合もあるため、必要書類等は事前に手元に用意しておきましょう。
必要な書類やデータを送付する
見積り依頼を行うと、ファクタリング業者から見積りや審査に必要な書類が案内されます。
ここで準備する書類は以下の通りであり、メールやホームページ等で提出できる形式に変換する必要があります。
- 債権に関連する各種資料(契約書等)
- 入金が確認できる通帳のコピー
オンライン用のデータに変換する書類が多いため、印刷等が可能な環境であることを事前に確認しておきましょう。
ファクタリング業者と契約を締結する
ファクタリング業者との契約は、オンライン上で手続きを踏むことで契約できます。契約時に必要な電子書類にタイムスタンプや電子署名が行われていることを必ず確認しましょう。
オンライン上での手続きを進めることで対面での連絡調整を行わずに契約を行うことができます。
ファクタリング業者からの入金を確認する
ファクタリングの契約後には、期日に契約通り債権の売却代金が振り込まれたか確認をしましょう。
契約できたことで安心し、入金の確認を怠ると、入金されていない場合に気づくことができません。
入金時のトラブルは早急に対応するべきなため、契約後の入金確認はしっかりしておく必要があります。
実績・信頼からみたクラウドファクタリングの代表サービス4選
ビートレーディング
ビートレーティングは、2012年に設立された会社であり、ファクタリング業者の中で大手に相当する会社です。
2者間ファクタリング | ◯ |
3者間ファクタリング | 〇 |
手数料 | 2%〜上限なし |
買取金額 | 上限なし |
入金スピード | 最短12時間 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | 不要 |
運営会社 | 株式会社ビートレーティング |
ファクタリングの種類は非常に豊富であり、2社間、3社間だけでなく診療報酬や介護報酬、Beトレイペイメントにも対応しています。
金額には上限・下限がないことも大きな長所であり、実績としては10万円~7億円と非常に幅広いです。
利用する上で気になるのは審査通過率ですが、審査通過率を見ると98%となっていて非常に高いです。
なお、注意点もいくつかあります。
一つ目は手数料の上限が不明確であることです。
利用金額が増加した場合には、大きな手数料が発生する可能性があります。
そのため、数億円など大きな債権を現金化する際には事前に仮査定を行って手数料を把握しておきましょう。
そして、利用できるのは売掛金が法人の場合に限られます。
一般的なファクタリングサービスも個人相手の売掛金は対象外となることが多いため、個人で利用したい方は、個人にも対応しているファクタリングサービスを選びましょう。
ビートレーディングを利用する際は、現金化したい債権が法人によるものであることの確認が必須です。
ビートレーディングは、審査の柔軟性が大きな強みであるため、多くの場合に利用しやすいファクタリング業者と考えられます。
QuQumo
QuQumoは、オンライン取引で完結するファクタリング業者です。
2者間ファクタリング | ◯ |
3者間ファクタリング | × |
手数料 | 1%〜14.8% |
買取金額 | 上限なし |
入金スピード | 最短2時間 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | 不要 |
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
従来のファクタリング業者は面談等が必要となりますが、QuQumoはオンラインで完結するため非常に素早く資金調達を行うことが可能です。
特に資金調達を急いでいる方や地方でファクタリング業者の事務所がない場合には非常に利用しやすいです。
QuQumoの特徴は、最短2時間で入金が可能であることと債権買取額の上限が設定されていないことです。
そのため、非常に幅広い債権を素早く現金化することが可能です。
手数料に関しては、一般的に15〜20%程度に設定されていることが多いですがQuQumoの場合は1.0〜14.8%程度となっています。
対象となる債権においても売掛金さえあれば利用できるため、企業や個人事業主を問わず利用できることも大きな利点です。
セキュリティ面も非常に徹底しており、弁護士ドットコムが監修していることから安心してファクタリングサービスを利用することが可能です。
なお、QuQumoはオンラインで完結しており直接やり取りをすることができないため、パソコンの利用に慣れていない人には不向きな業者となっています。
ペイトナーファクタリング
ペイトナーファクタリングは、ペイトナー株式会社が運営するファクタリング業者です。
2者間ファクタリング | ◯ |
3者間ファクタリング | × |
手数料 | 10% |
買取金額 | なし(初回は1~25万円) |
入金スピード | 最短60分 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | × |
運営会社 | ペイトナー株式会社 |
個人事業主向けのファクタリング業者であることが最大の特徴であり、安価な債権しか取り扱わない反面、入金速度が非常に速いです。
ペイトナーはオンラインで完結するクラウドファクタリングを提供する企業であり、AIを審査に活用します。
オンライン上で全ての手続きが完了するため非常に素早い債権の現金化が可能です。
また、一般的なファクタリング業者と異なり個人事業主を対象としているため、1万円という非常に安価な債権の買取が可能です。
手数料は一律であり、安価な債権の場合には大きな負担となる反面、高価な債権になるほどコストが抑えられます。
ペイトナーは初回の上限額が25万円と定められています。利用状況次第によって限度額は拡大します。
法人の場合は金額が低いため、大きな金額の債権を現金化したい場合には別のファクタリングサービスを利用しましょう。
注意点として、ペイトナーはオンラインのみの対応となっています。
必要な書類は画像としてアップロードする必要があり、入力フォームに入力する情報量も多いです。そのため、パソコンの使用に慣れていない方の場合は利用しづらいです。
アクセルファクター
アクセルファクターは、中小企業及び個人事業主を対象としたファクタリング業者です。
2者間ファクタリング | ◯ |
3者間ファクタリング | 〇 |
手数料 | 2%〜別途相談 |
買取金額 | 1億円 |
入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | 2社間の場合は必要 |
運営会社 | 株式会社アクセルファクター |
即日入金を原則として運営を行っていると共に3社間ファクタリングにも対応しています。
また、買取額の上限は1億円となっていますが下限はなく、数万円、数千円でも対応可能です。
審査は非常に安定しており、信用力よりも対象となる企業や個人が信頼できるか否かで判断を行っているため、審査通過率が非常に高いです。
買取対象となる債権は、一般的に支払いまでの期間が長期間となっている債権は買い取ってもらえない場合が多いです。
しかし、アクセルファクターの場合は最長6か月までの債権も買取対象となるため、支払いの期間が長い債権を保有している方にとっては非常に利用しやすいファクタリング業者となっています。
なお、注意点として法人の債権以外は取引が不可能となっており、個人への売掛金等を現金化することはできません。
審査に関しては、長期間の債権を買取対象としている点や企業や個人の状況を詳しく知った上で審査を行う点からアクセルファクターは多くのリスクを抱えることになります。
そのため、審査に必要な書類が多く、手続きの手間まで大きくなります。
書類をスムーズに準備することができれば債権を即日現金化することが可能です。しかし、書類の準備に時間がかかった場合は、その分だけ債権の現金化が遅れることになります。
クラウドファクタリングについてよくある質問
ファクタリングと借入はどう違うのか
借入は負債となりますが、ファクタリングは負債にはなりません。
そのため、決算書上では負債に計上されないため、バランスシートが改善します。
売掛先にファクタリングの利用を知られる可能性はあるか
売掛先への連絡は行いません。
連絡調整は申込担当者と行うため、ファクタリングの利用状況を他人に知られることはありません。
売掛先が倒産した場合はどうなるのか
売掛先の倒産リスクも含めて債権の現金化が行われます。
もし、売掛先からの入金が行われなかったとしても保障を求めることは基本的にありません。
売掛先からの入金が遅れる場合はどうなるのか
売掛先からの入金がない場合には、ファクタリング業者に連絡すると良いでしょう。
ファクタリングを利用した際は、売掛債権の権利はファクタリング業者が持つことになります。
そのため、売掛先からの入金が無い場合は利用者に支払い義務は有りません。
申し込みから何日で資金調達できるか?
2社間ファクタリングの場合は即日〜3営業日程度で現金化が可能です。
3社間ファクタリングの場合は、債権譲渡に関する契約を行う必要があるため、2社間ファクタリングよりも時間がかかります。
海外の債権も買い取れるか?
海外債権は買取可能です。
ただし、為替変動リスクが存在するため手数料が増加する可能性があります。
クラウドファクタリングはどのように仕訳すればいい?
ファクタリングは通常の掛け取引とは異なるものであるため、会計処理に注意が必要です。
クラウドファクタリングでは、以下の時点で仕訳を行う必要があります。
- 売掛金が発生したとき
- 売掛債権を譲渡したとき
- ファクタリング会社から入金があったとき
- 売掛先から入金があったとき
- 売掛先からの入金をファクタリング会社に支払ったとき
なお、2社間ファクタリングの場合は債権譲渡とファクタリング会社からの入金、3社間ファクタリングの場合は売掛先からの入金とファクタリング会社への支払いが同時に行われます。
ファクタリングを行った際には一定の手数料が発生します。
この手数料は売上債権売却損と呼ばれる項目で計上することになります。
なお、会計ソフトによっては売上債権売却損の項目がない場合があるため、その際には「雑損失」や「債権割引料」といった項目で代用が可能です。
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